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部員の1日をご紹介♪
馬術部員はどんな1日を過ごしているのでしょうか?
さて、馬術部は基本朝活動します。
朝の集合が終わったら、担当している馬を馬房(馬のお部屋)から出していきます。
担当馬と信頼関係ができると、馬の方から歩みよってきたり、顔をすりすりしてきたりと朝から嬉しいことづくしです!
馬を馬房から出したら、必ず「おはよう!元気?」と声をかけます。馬はとっても耳がいいので、人の声もよく覚えています。毎日声をかけて、「あ!○○さんだ!おはよう〜!」と馬にも認識してもらいましょう!
ただ声をかけるだけではなく、馬の体もポンポンと触りながら、体調がよいかどうかも確認します。馬の体調変化に気づくことも馬術部員の大切な活動なのです!
毎朝欠かさず検温をします。
人だったら脇などで検温しますが、馬は脇では計りません。さてどこで検温するのか、気になる方はぜひ見学に来てみてください♪
検温をしながら、馬体全体に異常がないか触って、見て確認します。
そうやって入念に馬体チェックをしてから、もし馬の調子が良くなければ、その日の運動メニューを変更したり、もしくは「今日は運動お休みしようか」と考えたりします。
さぁ、馬のチェックが終わったら今度は馬房掃除です!
ここは愛馬が1日のほとんどを過ごす大切な場所。だからこそ、気持ちよく清潔に過ごせるようにきれいに掃除します。ボロ(馬糞)やヌレ(馬のおしっこ)をスコップなどで取り除き、ふかふかの新しいオガを混ぜます。そして桶を洗って新鮮な水を入れます!
「なんか作業がたくさん!」と思うかもしれません。しかし、こうやって馬に関わる作業を毎日行うことで分かる大切なことがあります。馬房掃除をしていると馬の体調、さらには性格まで分かるようになります。そしてこれは馬に乗った時にもとても役にたつんです!急がば回れ、「馬術部員たるもの作業から馬を学べ」です♪
これがボロ(馬糞)
そんなに臭くない
馬術部員になると
この匂いが懐かしくなるかも⁉︎
さて、作業が終わったら運動の準備をします。馬の足にプロテクターをつけたり鞍(くら)を乗せたりと、乗馬できるように準備することを装鞍(そうあん)といいます。︎
馬のことを考えて、やさしく装鞍していきます。ちょっとしたゆがみがあると、運動に影響が出てしまいます。馬にとってもよくないので、ていねいに準備していきます。
「自分にできるかな」と不安に思うかもしれませんが、そこは大丈夫!1回生のうちは先輩が一緒に行います♪1回生でも数ヶ月もしたら一人前に一人で上手に装鞍できるようになります!
何事も初めてが多い馬術の世界。1回生の間は先輩がやさしく教えてくれるので一緒に「できる」を増やしていきましょう!
さぁお待ちかねの運動タイム!
先輩たちがフラットワークから本格的な練習まで、その日の運動メニューをこなします。
そのあと、1回生の練習が始まります。平日は先輩が練習を見てくれて、休日には先輩だけでなくコーチや監督が練習を見てくれます。
神大では初心者で入部する人がほとんどです。
初めはおとなしい馬で先輩に曳いてもらいながら練習をします。馬に乗ると自分の目線は2mほどの高さになります!なんだか空気もおいしい!六甲の山を、空を眺めながら馬に揺られるこの時間はなんともたまりません♪
1回生も、ある程度乗れるようになってきたら一人で乗る練習を行います。
一人で馬をコントロールしながら、自分の思いが馬に伝わった時が、自分の成長を感じる一番の瞬間です!
練習が終わったら、馬を手入れします。ぬるま湯で体をしっかり洗い、タオルできれいに拭いていきます。
これが結構筋トレになります!馬術部は馬に乗る以外でもよく動いているので、「ダイエットのため」に入部する人もいます♪
最後はきれいにブラッシング♪ 馬によったら「お〜そこそこ〜!」と気持ちよさそうにしてくれるので、これもまた馬好きには至極の時間です♪
もちろん1回生のうちは先輩と一緒に手入れをしていきます!担当馬が同じになった先輩とは多くの時間を過ごすので、いろんな話ができます!
きれいになった馬を馬房に返して終了!
一緒に運動をしてくれた馬への感謝を忘れず、よしよし…♪
授業がある場合は、練習が終わった後、そのまま授業に行って、空きコマの時に手入れを行います。
授業がある日は、原則8:30までに運動を終えます。
それからの過ごし方は人それぞれ。
授業に行く人、
部室で勉強する人、
部室でのんびりする人、
漫画読む人、ゲームする人、
バイトに行く人、
友だちと遊びに行く人、
馬とずっと愛を育んでいる人…。
朝が早い分、馬術部員になると1日がとても長くなります。
その分、とても濃厚な大学生活を送ることができるんです♪
ぜひあなたも馬術部の仲間になって、
かけがえのない「濃い」4年間を過ごしましょう!